はじめに
引越しは人生の中でも大きなイベントの一つですが、同時に思わぬトラブルが発生しやすい場面でもあります。特にファミリー引越しでは荷物の量や関係者の数も多いため、予期せぬ問題に見舞われることも少なくありません。今回は、よくある引越しトラブルと、その予防・対策について詳しく解説します。
1. 見積もりと実際の請求額が違う
トラブル内容:
訪問見積もりで提示された金額よりも、当日の請求額が高くなるというケース。
回避法:
- 必ず「訪問見積もり」を受け、詳細な書面をもらう
- オプション費用や追加料金の条件を事前に確認
- 契約前に「追加料金は発生しない」旨を文書で確認する
2. 家具や家電の破損・紛失
トラブル内容:
運搬中に大切な家具や家電が傷ついたり、破損・紛失することがあります。
回避法:
- 運搬前に写真を撮って記録を残す
- 損害補償が含まれているか契約書を確認
- 貴重品・壊れやすい物は自分で運ぶ
3. 近隣住民とのトラブル
トラブル内容:
引越しの騒音やトラックの駐車によって、近隣住民とトラブルになることがあります。
回避法:
- 引越しの数日前に挨拶回りをしておく
- 管理人や自治会に事前相談
- トラックの駐車場所は事前に確認し、長時間停めない
4. スケジュールの遅延
トラブル内容:
引越し当日に業者の到着が遅れ、予定通りに進まない場合。
回避法:
- 午後便よりも午前便を選ぶと時間が安定
- 前後のスケジュールに余裕を持たせる
- 契約時に「到着予定時間の厳守」を確認する
5. 引越し後の生活インフラが未対応
トラブル内容:
電気・ガス・水道・インターネットの手続きが間に合わず、生活が不便に。
回避法:
- ライフラインの開始日を事前に設定・連絡
- インターネットやNHKの手続きは1〜2週間前に済ませておく
- 可能であれば、引越し当日に立ち会いの予約を入れておく
6. 子どもの情緒不安や体調不良
トラブル内容:
引越しによる環境変化で、子どもがストレスを感じたり、体調を崩すことがあります。
回避法:
- 子どもには早めに引越しを伝えておく
- 安心できるおもちゃやぬいぐるみを用意
- 新しい環境に慣れるまで無理をさせない
7. 不用品の処分が間に合わない
トラブル内容:
引越し当日までに不要品を処分しきれず、荷物が増えて追加料金に。
回避法:
- 引越し2〜3週間前から断捨離スタート
- 粗大ゴミは自治体の収集日を確認して予約
- リサイクルショップやネット販売も活用
まとめ
ファミリー引越しは事前の準備と情報収集がカギです。トラブルの多くは、事前の確認や計画で防げるものばかり。家族全員が気持ちよく新生活を迎えるためにも、慎重に段取りを進めていきましょう。
次回は、「間取り別・引越し荷造りのコツとチェックリスト」をテーマにご紹介します。
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