はじめに
引越しシーズンの中でもっとも混雑する「繁忙期」。料金は高く、予約も取りづらい中、それでもこの時期に引越しを決める人は多くいます。なぜあえて繁忙期を選ぶのか?本当に損しかないのか?
この記事では、繁忙期に引越すメリットとデメリットを整理しながら、タイミングの選び方を解説します。
1. 繁忙期っていつのこと?
✅ 一般的には3月〜4月初旬
- 新生活がスタートするタイミング(入学・就職・転勤)
- 特に3月下旬〜4月第1週がピーク
- 企業の転勤指示もこの時期に集中する
✅ 年間カレンダーで見る繁忙期
月 | 引越し需要 | 備考 |
---|---|---|
1月 | △ やや低め | 正月明けはやや静か |
2月 | ◯ 増加傾向 | 学生・企業の早期移動が始まる |
3月 | ◎ 最繁忙期 | 年度末・卒業・異動 |
4月(上旬) | ◎ 高需要 | 入学・入社・新生活開始 |
5月以降 | ▼ 需要減 | 閑散期に突入 |
2. 繁忙期に引越す主なメリット
✅ 社会的なタイミングに合わせやすい
- 子どもの入学、新社会人の入社など、「生活の切り替え」にベストな時期
- 家族全体での移動・転居がしやすい
✅ 同時に手続きがしやすい
- 役所、学校、電気・ガス・水道などの移転手続きもこの時期に集中
- 各種手続きがスムーズに進むことが多い(引越し受付の窓口も開いている)
✅ 物件の空きが多い
- 賃貸の入退去が最も活発になり、物件の選択肢が豊富
- 条件のよい物件に出会える可能性が高い
✅ 企業の異動と連携しやすい
- 転勤や異動のタイミングと一致するため、スムーズに手続きが進められる
3. 繁忙期のデメリット
❌ 費用が高騰する
- 通常期と比べて1.5〜2倍以上になることも
- 土日や月末なら10万円以上跳ね上がるケースも珍しくない
❌ 予約が取りづらい
- 人気業者は1〜2ヶ月前でも埋まっている
- 日時指定もできず、「午前便 or 午後便おまかせ」になることも
❌ サービスの質が落ちやすい
- 短期雇用のアルバイトが混ざりやすい
- 作業スピードや丁寧さにばらつきが出る可能性
❌ 荷物トラブルや遅延が起きやすい
- 過密スケジュールにより遅延・積み残し・破損トラブルが発生するリスクが高まる
4. 繁忙期に引越すなら注意したい3つのこと
① 見積もりは早めに
- 遅くても1ヶ月以上前に見積もりを取るのがベスト
- 一括査定サイトで複数社を同時比較しておくと安心
② 日にちと時間の柔軟性を持つ
- 平日や中旬・下旬など、ピークを外すと料金が下がりやすい
- 午後便やフリー便を選べば割引になることも
③ オプション料金に注意
- 梱包資材、エアコンの取り外しなどが別料金になる場合が多い
- 見積もり書の「追加費用の有無」は必ず確認!
目次
繁忙期に引越す人がよく利用する一括見積もりサイト(4社)
ランキング | サイト名 | 提携社数 | 特徴 | おすすめポイント | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
⭐第1位 | 引越し侍 | 約330社 | 業界最大手、一括比較と口コミが豊富 | 比較力・値引き交渉に強い | とにかく安くしたい、たくさん比較したい |
⭐第2位 | ズバット引越し比較 | 約220社 | UIが見やすく、初心者向け設計 | 操作性が高く、見積もりが分かりやすい | はじめての引越し、相場を知りたい |
⭐第3位 | まるっと!一括引っ越し窓口 | 約100社 | メール中心、静かなやり取り | 電話連絡が少なく、ストレスフリー | 営業電話が苦手な人、静かに比較したい人 |
⭐第4位 | サカイ引越センター | 単独(自社のみ) | 訪問見積もりで信頼感、品質重視 | ブランド力と丁寧な対応に定評 | 安心重視、手厚いサービスを求める人 |
6. 繁忙期でも安く引越す裏技
- 会社の福利厚生や転勤補助制度を利用する
- 不用品を事前に売却して荷物を減らす(メルカリ・ジモティーなど活用)
- 自力で運べるものは宅配便などに分散
- 午後便+フリー便+平日を組み合わせる
まとめ
繁忙期の引越しは「料金が高い」「予約が取りづらい」などのデメリットもありますが、社会的なタイミングと合致しやすく、生活の切り替えがスムーズに行えるという大きなメリットもあります。
どうしてもこの時期に引越す必要がある人は、とにかく早めの行動がカギ。
一括見積もりサイトで料金と日程を比較し、なるべく条件の良い引越し業者を見つけてください。
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