目次
はじめに
退職代行を利用すると、「失業保険は受け取れるの?」「退職金はちゃんと支払われるの?」と不安に思う人は少なくありません。
実際には、退職代行を使ったからといって失業保険や退職金が受け取れなくなることはありません。しかし、退職理由の扱いや手続き方法によって受給条件や金額が変わることがあります。
この記事では、退職代行を利用した場合の失業保険と退職金の扱いについて詳しく解説します。
退職代行と失業保険の関係
失業保険(雇用保険)とは?
失業保険は、再就職までの生活を支えるための給付制度です。退職後にハローワークで手続きを行うことで受給できます。
退職代行を使っても受給できる
退職代行は「退職意思を伝える代理」であり、雇用保険の権利には影響しません。よって、退職代行を利用しても失業保険は通常どおり申請・受給可能です。
自己都合退職と会社都合退職
- 自己都合退職:一般的に退職代行を利用した場合はこちらになります。給付開始は2〜3カ月後。
- 会社都合退職:解雇や雇止めなどの場合。待機期間が短く、給付日数も長い。
👉 ただし、医師の診断書があれば「特定理由離職者」として扱われ、自己都合でも給付制限が短縮されることがあります。
失業保険を受け取るための手続き
- 退職後に離職票を受け取る
退職代行を通しても会社から送られてきます。 - ハローワークで求職申込み
離職票や身分証明書、写真、通帳などを提出します。 - 受給資格の決定
雇用保険加入期間が通算12カ月以上あることが条件です。 - 認定日ごとの失業認定
4週間ごとにハローワークで認定を受ける必要があります。
退職代行と退職金の関係
退職金は退職代行を使っても支給される
退職金は就業規則や労働契約に基づく権利です。退職代行を利用したからといって、退職金が失われることはありません。
注意点
- 勤続年数が短いと支給されない場合がある
- 規定に「懲戒解雇の場合は支給しない」とあるケースもある
- 退職金が支給されるタイミングは企業ごとに異なる
👉 不明な点は、退職代行業者に就業規則を確認してもらうことも可能です。
有給休暇の消化について
退職代行を利用しても、有給休暇は労働者の権利として認められています。
- 有給を退職日までに消化できるように調整可能
- 会社が拒否することは原則できない
ただし、即日退職を希望する場合、有給をすべて消化できないケースもあります。
弁護士系退職代行を選んだ方がよいケース
- 未払い残業代がある場合
- 退職金が正しく支給されない恐れがある場合
- 解雇・損害賠償請求など法的トラブルが想定される場合
弁護士であれば、会社と法的に交渉できるため安心です。
実際の利用者の声
- 20代男性/販売職
「退職代行を使ったけど、離職票も問題なく届き、失業保険も受け取れた。思っていたよりスムーズだった。」 - 30代女性/事務職
「勤続5年で退職。退職代行を使ったけど退職金は満額支給された。有給も全部消化できて安心した。」 - 40代男性/IT企業
「未払い残業代があったので弁護士系に依頼。結果的に残業代と退職金をきちんと受け取ることができた。」
まとめ
退職代行を利用しても、失業保険や退職金は正しく受け取ることが可能です。
- 失業保険 → 通常どおり申請可能。ただし自己都合退職が多い
- 退職金 → 就業規則に従い支給。利用の有無は関係なし
- 有給休暇 → 権利として消化可能
大切なのは「自分の権利を知っておくこと」と「必要に応じて弁護士系を選ぶこと」です。
安心して退職後の生活をスタートさせるために、退職代行を上手に活用しましょう。
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